2015年7月21日火曜日

丸 直樹氏インタビューと当ブログ休止のお知らせ

キングカイザーファン、ホビーロボットファンのみなさま大変にご無沙汰しておりました。応援ブログ! 管理人の種子島です。

実は当ブログ、管理人の私が現在、商業関連出版物の編集にたずさわっており、ライター活動は休業となっているため、頻繁な更新対応ができなくなり休止させていただいております。

本当は放置せず、もっと早いタイミングでそのことをお知らせしなければならなかったのですが、機を失することになってしまい申し訳ありません。

今回、最後の更新内容としまして、キングカイザーシリーズの今後の展開予定などお話しをうかがいましたので、以下にまとめさせていただきます。

回答いただいたのは、もちろん、我らがキングカイザーシリーズの生みの親、丸 直樹(まる なおき) 氏です。


「第二回リアルロボットバトル」の優勝から、はや半年以上になりますが
応援していただいたみなさんへ、メッセージをお願いします。

MARU Familyの丸です。皆さま、いつもキングカイザーを応援していただいてありがとうございます。いまだに(リアルロボットバトルの)録画を毎日のように見てくれているファンがいらっしゃるということで、家族一同、驚くと共に本当に感謝しております。

「リアルロボットバトル」の第二回大会で優勝することができたのも、ひとえにファンの皆さまの熱い声援のおかげです。テレビ放映中もTwitter等でリアルタイムにものすごい応援メッセージをいただけて、大変な励みになりました。本当にありがとうございました。

今回のロボットバトルを通じて感じたのは、「もうキングカイザーは私たちファミリーだけのロボットではないんだな……」ということです。

試合中のTwitterのタイムラインを見ていると、キングカイザーは私たちが操縦して動かしているのではなく、まるで自立したロボットとして存在しているかのようでした。

あたかも格闘技の試合でキングカイザーという一人の人間の選手を応援している……そんな姿を私はそこに見ていました。

第二回大会後もネットを通じてファンのみなさんが描いてくださった、ファンアートが公開され、また、アートだけでなくいろいろな二次創作というのでしょうか? サイドストーリーやアナザーストーリーまで考えて公開していただきました。

もうキングカイザーは私たちの手を離れ、独立したキャラクターとして存在しているのではないか。私はいまそう感じています。

そういった、制作者として喜びを感じると共に、私は新たなる責任を感じています。それは、今後、制作者として「みなさんの期待を裏切るわけにはいかない」という強い思いからくるものです。

でも、これだけは確実に言えます。今後もキングカイザーシリーズは「ヒーローとしての王道を歩んでいく」のだと……。これからも応援よろしくお願いいたします!


第二回大会での優勝のあと、皆さんの大きな支持と期待があると思います。今後、大型のキングカイザーZシリーズはどうなっていくのでしょうか?

大型のZシリーズはこれからも作り続けていきます。計画としては、次機はさらに大型化して、いよいよ搭乗型を目指すというものがあります! とは言っても、費用や場所と問題は多々あるのですが、実現に向けて少しずつでも進みます。

プロジェクトには何かしらの障害がつきものですが、今までにもそれらにじっくりと取り組んで、数々の困難を乗り越えて実現してきた丸さんですから、「きっとやってくれる!」そう思わずにはいられません。ところで、リアルロボットバトル第三回大会開催の予定はあるのでしょうか?

リアルロボットバトルの第三回大会については諸事情ありまして、今の段階(2015年7月)では未定としかお答えできないのです。すみません。もし何かお知らせできることができたら、私のホームページやTwitterで告知するつもりです。

大型のZシリーズ制作続行というのは、うれしい情報でしたが、小型といいますか、中型といいますか、もともとのキングカイザーシリーズももちろん引き続き制作されますよね?

小型のシリーズはJの発展系を新たに制作する予定です。できることなら、今後のROBO-ONEには新型のJ3で参加したいと思っています。

J2や他のキングカイザーシリーズはこれからも、ロボットプロレスや各種イベントで活躍していきます。

キングカイザーシリーズの今後の活躍がますます楽しみになりました。ところで、2号機が制作中だというアイドルロボットはどうなっていますか? 1号機がフランスのイベントで公開されましたが、私(種子島)は実物を見たことがないこともあって、いまだにミステリアスな存在のままなのですが……。

アイドルロボットは現在、2号機のソフトウェア開発がシアトルで着々と開発が進んでいます。先週(2015年7月)パリで行われたジャパンエキスポで動作は限定的ながらイメージソングと共にデビューさせていただきました。

また、3号機の計画も進んでおり、その後も年々進化させていって、2020年の東京オリンピックの聖火ランナー候補に名乗りを上げたいと夢みたいなことを考えています(笑)。

いつも「夢みたいなこと」を実現させてしまう丸さんですから、ぜひともそれは、実際にトライしてもらいたいです! ところで、他にもトライしようとしていることはありますか?

2m級の大型ロボットを何台も集めて、リアルロボットバトルの巡業ができないかと考えているところです。まさに映画「リアルスティール」の世界です。「リアル・リアルスティール」とでもいえばいいのでしょうか。

そういえば、種子島さん(当ブログ管理人)に初めて記事を書いていただいたのも「映画『リアル・スティール』もリアルだったが、日本のリアル『リアル・スティール』はもっとリアルだった!!」でしたね。

小型のロボットでは、小俣さん*が「できんのか!」を旗揚げしていますが、それの大型版とでもいいましょうか。

昨年の越谷(埼玉県)、今年の福岡と自分で2mのキングカイザーZを運んでイベントに参加しました。その経験から、決して「できないことではないかな?」とは思っていたのですが……。

4トントラックの荷台に積み込まれた2台の大型戦闘ロボットがイベント会場を後にする姿を見送ったときに、その思いが「できる!!」という確信に変わったんです。

それは楽しみです。実際にスタジオでリアルロボットバトルの闘いを観戦した者としては、生の迫力を1人でも多くの方に味わっていただきたいと思います。そういった意味でも、関東圏以外で巡業が実現すればいいですね!


丸さん、本日は楽しいお話、元気が出るお話をありがとうございました。また、今までイベント参加中でご多忙のときに、現地からキングカイザー関連情報の提供をいただきありがとうございました。

そして、最後に今まで「応援ブログ!」を読んでいただいたキングカイザーファン、ロボットファンの皆さんにもお礼を言わせてください。本当にありがとうございました。

「応援ブログ!」の更新は休止とさせていただきますが、個人的にMARU Familyの応援は続けさせていただきたいと思っています。それでは皆さん、またいつかロボットバトルのステージでお会いしましょう!


*……小俣 善史(おまた よしふみ)氏。おそらく世界で唯一のロボットプロレス団体「できんのか!」の発起人。

0 件のコメント:

コメントを投稿